史跡巡り同好会

温泉旅行のすすめ

温泉旅行のすすめ

 草津・四万・伊香保・箱根・熱海など関東周辺だけでも数多くの温泉が滾々と湧き出ています。
 皆さん、貴重な自然の恵みである温泉旅行を是非楽しみましょう。
 温泉旅行と言っても、目的や交通手段、泊数などに関する注意点が多数ありますので、それら
 をご紹介していきます。

 【自己紹介】
   電子機器メーカーの研究所勤務から専門学校の教員に転職した変わり者です。
   古き良き時代の教員生活では、夏休みが7月下旬~8月全てなんて時代もありました。
   
   マイカー・列車旅行どちらも好きで、年間トータルで40日~50日旅行した時期もあります。
   価格帯も一泊2食付が好みで、4,500円~60,000円程度の宿まで行っております。
   軽い「乗り鉄」なので、座席の位置やグレード、駅弁にも拘りがあります。

   こんな私の約半世紀に及ぶ経験から、アドバイスさせて頂きます。
   なお自炊・半自炊はしませんが、ご興味のある方は湯治宿経営者の友人を紹介致します。
 
 
 【目的と予算】
   一人・夫婦・友人同士、旅行形態は様々あります。
   今は夫婦旅行が大部分ですが、親戚の男同士で飲み旅行、友人と二人旅や一人旅もします。
   大切な人とアバンチュールなんていう方もいらっしゃるでしょう。
   このような人数・旅行形態・掛けられる予算により、温泉地候補も変わります。
   
   何故かというと、草津・伊香保のような有名温泉地や伊豆・箱根のような人気ブランドは
   物価が高いからです。(ラーメン 900円、天ざる 1,700円 旅館料金約2割増しなど)
   
   また一般的に、一部屋の宿泊人数で一人当たりの料金が変わりますが、高級旅館ほど標準の
   部屋の大きさが広くなり、最小で10畳 + 4.5畳 + 広縁 という旅館もあります。
   これは、バブル期に建築されたゴージャス旅館や高グレード旅館です。
   旅館は一人2畳が基本で人数表示されますが、上記の宿などは一人旅ならほぼ二人分の料金
   やお断りのどちらかが一般的です。
   食事は朝夕部屋か個室で夕食は会席料理の一品出しが多く、格安プランでは夕食がレストラ
   ンで会席料理、朝食は高級バイキングもよく見られます。

   10畳 + BT(トイレ・バス付)が中堅クラスの宿の標準で、古い宿だと8畳中心、バブル期宿
   だと12.5畳中心になっています。
   近年の公共の宿もこれに準じています。

   昔からの国民宿舎や保養・湯治宿は6畳 BT無が標準で、近年立て替えの宿は8畳中心が多い
   です。   

 
・泊数の考慮
温泉地で連泊する場合は、近辺で昼食の手段を確認する必要がある。
複数宿ある有名温泉地でも、近年の衰退から食堂が無い温泉地は多い
必然的に、単泊で他の温泉地に移動しながら食べる必要もある。
特に一軒宿で昼食の供給が無い宿も数多くあるが、車で食べに行くか
カップ麺などのインスタント食品の販売をデフォルトにしている。

  ・予算の考慮
格安・中堅クラスの宿はバイキング形式が多い。格安宿は朝夕バイキング、中堅宿
は、夜は会席料理、朝はバイキングが大半。
    朝バイキングは高級宿の格安コースでも行われている。
格安:おおるり、伊藤園、大江戸温泉、マイシティズ など

  ・送迎や時間の考慮
格安は定時に数本、個人経営宿は送迎無や距離により1本~数本、中堅以上は近距離
なら随時など

  ・宿泊時間の考慮
15時~10時が一般的、14時~9時半、15時~11時、高級宿では14時~11時など

  ・入浴時間の考慮
15時~24時と5時~9時が一般的、入浴主体の宿だと11時~10時や15時~10時が多い

 ・交通手段
   自家用車と電車では、旅行スタイルがガラッと変わります。

   ・車
携帯する物品を多く・重く出来ますから鞄の大きさも大きくなります。
    夏なら保冷庫・キャンプ用冷蔵庫なども持参できます。
  
   ・電車
移動のために、携帯品は極力減らし鞄を軽く小さくします。
できる限り持参品の数量を減らし、手軽にします。

列車座席紹介サイトで、チェックします。
    ・座席のインアームテーブルの有無
    ・座席の左右で見えるそれぞれの景色
    ・網棚の有無や網棚が機材のために狭くなっている座席番号
    
    写真参考(681系グリーン車、255系グリーン車 同じJR特急でも豪華さに大きな差がある)