文化・芸術を楽しむ会

サントリーホール・早稲田大学交響楽団台216回定期演奏会を観覧

演奏曲目
・ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」作品92
・ドヴォルザーク:序曲「オセロ」作品93
・マーラー:「交響曲第5番嬰ハ短調」

・エリアウ・インヴァル指揮フランクフルト放送シンフォニー・オーケストラのマーラー「交響曲第5番嬰ハ短調」をCDで何度も聞いており、今回ワセオケがこの難曲に演奏にどのように組んだのか興味があった。
作曲家自身が「私の交響曲には全宇宙が表れている」というように死や別離、悲劇や愛、惨禍の後の勝利などあらゆる要素が含まれ、特に陰鬱な雰囲気から熱狂的快活さへと移って行く場面などでは凄い迫力を感じた。アマチュアとは言え練習を重ねた114名による大編成の生演奏の大迫力には名指揮者、名オーケストラも及ばないの演奏迫力が感じられた。

この交響曲で個人的に好きなのは、他の楽章と比べて非常にゆっくりとしたテンポで幻想的な空気の中、美しい旋律が流れる第4楽章だが期待を裏切らない出来で、久しぶりに素晴らしい生の演奏を満喫することができた。(文化芸術を愛する会:大谷)

サントリーホール大ホールで聴くに十分値する素晴らしいコンサートであった。

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